じいさんはSP忠男が大好きです。
今までに何本ものマフラーを取り付けました。
その経験からSP忠男のインプレを書きたいと思います。
SP忠男と言えばパワーボックスですね。
膨張室がプラスされた魔法のパイプです。
最初に装着したのはWR(白)です。パワーボックスのエキパイを付けました。
それはそれは驚くほどパワーアップしてビックリしました。
次にMT-09(初代)にフルエキのSP忠男マフラーを付けました。
初代MT-09はじゃじゃ馬でパワーセレクトモードのA、STDではギクシャクしてしまい、街乗りではBしか使えない程でした。
これがSP忠男マフラーを付けたら出力特性が変わり、
A、STDでもギクシャクしなくなりました。
街乗りでも全てのモードが使えるようになったのです。
まさにマジックです。
次はセローにパワーボックスパイプを付けた所、低中速トルクがモリモリになり、
走った感じはせロー300になったような感じがしました。
その後にマフラーもSP忠男にしましたが、こちらは大きな変化は無し。
次はちょっとあまり参考にならないのですが、
Ninja250(JBK-EX250L)に2本出しのSP忠男フルエキを付けました。
何故参考にならないかと言うと、同時にサブコンを入れてこの組み合わせでのセッティング出しをしてもらったからです。
パワーアップも凄かったんですが、どこまでがSP忠男マフラーの性能なのかの切り分けが出来ない状態でした。
このバイクでの印象深い出来事は、マスツーリングでゆっくり走ったら、
やたらと高燃費を記録した事ですね。
サブコンで正しい調整を出すと、空燃比が最適化されて燃費のアップにも繋がるようです。よく考えれば当たり前の事ですね。
ここから酷評になります。
WR(黒)、やっぱりWRステキと思って2回目の購入をしました。
WR(黒)にパワーボックスパイプを付けたのですが、
WR(白)程のパワーアップはしませんでした。
これは年式による差異と考えます。
WRが発売された時に、初期発売の個体でSP忠男はマフラーを作ります。
要するにSP忠男のマフラーは発売直後のバイクでのみその性能を100%発揮します。
バイクは毎年モデルチェンジをします。
ユーザーには色が変わったくらいしか分かりませんが、
実は内部には多くの手が入っているのです。
KAWASAKIのKLX125なんてシート形状が変わっている事もありましたが、
メーカー側は何が変わったとは発表しません。
あまりに細かい事で且つ、多岐に渡っているのでいちいち言ってられないのでしょう。
もうお分かりかと思いますが、
SP忠男のマフラーはこの細かい変更に対応していないのです。
したがって、年式が進むにつれて、パワーボックスの魔法の力は弱まります。
そして次が、その極み旧R3の最終型です。
パワーボックスのマフラーを付けたんですが、走って直ぐに分かる、
気持いいーが全く感じられずに、あれ本当にマフラー変わったのかな?
と思った程です。
走っていて気が付くと1つ高いギアを使っている事にきがついて、
ああ、少しは効果あるんだと思った程度でした。
結論として、SP忠男を入れるなら出てすぐのバイクなら効果抜群で良いんじゃない。
開発から何年かしていたら、試せれば試して、気に入ったなら良いかなって感じです。
ちなみに、先日SP忠男にPCX150のパワーボックスを試着出来るかどうか聞いたら、
もう1年以上経ったので試着用のマフラーはありませんとの事でした。
PCXはモデルチェンジサイクルが早いからかな、と思いました。
それでは、また。